穏やかで暖かい季節は、外へ出かけたくなりますね。
家族や友達と一緒に、外でわいわいデイキャンプやバーベーキューをして、おいしいものを食べて盛り上がりたいです。
ところで、バーベキューの火を起こす自信はありますか。
子どものころに親とキャンプに行ったのが最後のような感じと、いざやろうとしても、うまくできるかどうかわかりません。
しっかり予習をして、「生焼けバーベキュー」や「他のグループにもらい火バーベキュー」にならないようにがんばってくださいね。
バーベキューの火のつけ方の流れは?
バーベキューでの火のつけ方は、3ステップで考えます。
ステップ1 炭を組む
ステップ2 火を燃やす
ステップ3 炭を焼く
- まず、炭を「井」の形になるように組み上げて、真ん中にぎゅぎゅっと固くねじった新聞紙を投入します。
新聞紙は燃え尽きるのが早いので、細く裂いたり小さく丸めたりすると意味がありません - 組む時のポイントは「煙突」を作るように炭を置くことです。
そうすると、熱せられて温まった空気が、常に中央部分を下から上へ流れるので効率よく燃えます。
「井」の周りに炭を立てて、しっかり壁を作ることができると、さらによいです。 - 火は柄の長いチャッカマンのようなもので真ん中の「一番底」に付けます。
着火後は炭をつついたりひっくり返したりせず、炭が赤くなって全体の温度が上がるのをじっくり待ちましょう。
バーベキューの火起こしの道具は何がいる?
バーベキューで火を起こすときの持ち物を紹介しましょう。
まず炭ですが、バーベキュー用と書いてあるもので、備長炭ではないものがおすすめです。
備長炭は火のもちがいいのですが、初心者には着火が難しいので不向きです。
あとは、
- 軍手
- トング
- 柄の長い専用のチャッカマン
- アルミホイル
- 新聞紙
- バケツ
を用意しましょう。
アルミホイルは片付けが楽にできるように、最初にバーベキューコンロの下に敷いておきます。
火をつけるために、新聞紙のほかに乾いた牛乳パックや段ボールを切ったものも持っていくと安心です。
風が強いと、新聞紙はあっという間に灰になってしまいます。
他に燃やすものがなくなり、しかも風で火の粉が舞ったりするので、かなりあせります。
バーベキューの火起こしには着火剤は?
火を起こす際に、着火剤と呼ばれる市販の燃料を使って、火力を上げる方法があります。
固形燃料とチューブ式燃料がありますが、初心者は安易に使わないことをおすすめします。
着火剤を使う場合には、固形のものや炭と一緒になっているものにするか、着火剤ではなく火おこし器(CAPTAIN STAG「炭焼き名人」のような囲って使うもの)を使う方がいいかもしれません。
特にチューブ式の着火剤は使い勝手がとてもよいのですが、調味料のわさびのチューブのような感覚で取り扱うと、引火して爆発し大惨事になることがあります。
特にありがちなのが、火が弱くなったと思って、あとから着火剤を足したときに、炎が上がってやけどをするという事故です。
燃えやすい着火剤は、火事の危険と隣り合わせです。
特に小さい子どもも一緒にやるバーベキューでは、肝に銘じて使いましょう。
肉がうまく焼けなくても、時間がかかっても、いい思い出にはなりますが、、大やけどをしたら後悔してもしきれません。
安全面だけは十分に注意して取り扱うことをおすすめします。
まとめ
今回はバーベキューの火のつけ方の流れの基本をまとめてみました。
バーベーキューをはじめ、アウトドアのよいところは都会にいる日常とは違う不便さを、みんなで楽しめるところにあります。
「外でやる焼肉」ではなく、野外ならではのダイナミックな食事を楽しんでくださいね。