香港はイギリスの植民地から中国に返還され、現在は中国の特別自治区ですが、言葉は中国で使われているものと同じなのでしょうか。
また英語はどこでも通じるのでしょうか。
香港の言葉は中国語なの?
よく中国語と言われている言語は「北京語」です。
そして、香港で使われている言語は「広東語」で、中国で使われているものとは違います。
挨拶やお礼の言葉も異なるので、よく知られている「ニーハオ」や「シェイシェイ」といった言葉は香港ではあまり聞かれません。
香港はイギリスからの返還後、広東語に加えて北京語も学校で教えられるようになりましたので、香港人にとってはどちらの言語も話したり聞いたりすることはできますが、基本的に使っている言葉は広東語です。
香港での言葉は英語でも大丈夫?
場所によって英語が通じるところと通じないところ、また人によって通じる人とそうでない人がいます。
まず場所ですが、香港の中心となっている香港島では基本的にどこでも英語は通じるでしょう。
香港島には、海外から赴任されている方や欧米の方がたくさん住んでいますので、ほとんどのお店で英語のメニューがあり、店員の方も英語が話せる人が大半です。
また、第二の繁華街でもある九龍半島でも英語が使えます。
ただし、路地裏のお店や現地の方がされている屋台などでは英語が通じない場合もありますので、注意が必要です。
大学まで進学されている人は英語を使うことができますが、そうでない人は英語を話せない人がほとんどです。
しかしながら観光客が行くようなお店や場所で働く人は英語を話せることが必須になっているようですので、困ることはないでしょう。
香港の言葉で旅行に役立つのは?
個人で行かれる方はもちろん現地の方と会話をする機会がありますが、ツアーで香港に行かれる方でもフリータイムがあると思いますので、ぜひ現地の方と会話を楽しんでもらいたいなと思います。
英語で話す方がスムーズかもしれませんが、現地の言葉で話しかけられるとお店の人もうれしく感じると思います。
ます、挨拶ですが、
- おはよう「ジョイサン」
- こんにちは「ネイホウ」
と言います。
私の住んでいたマンションでは、警備の方に会うと、朝でも昼でも「ジョイサン、ジョイサン」と2回続けて言われていました。
あまり「ネイホウ」という言葉は使われなかったですね。
また、
- ありがとう「ドーチェー」
- すみませんは「ンーゴイ」
と言います。
ちなみによく「ンーゴイサー」と語尾にサーをつけて、私はそれが癖になってしまって同じように使っていました。
面白い言葉としては、OKという言葉を「オケラー」ということです。
どうして語尾にラーがつくのかは分かりませんが、語尾を伸ばすことで少し柔らかい雰囲気になりますので、使いやすいと思います。
大丈夫と言うときには、ぜひ「オケラー」と言ってみてください。
まとめ
香港で使われている広東語は日本人にとってはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、現地に行くと結構いろいろなところで聞くことができます。
英語もほとんどのお店で使うことができますが、せっかくですので、旅行に行った際には、ぜひ現地の言葉でコミュニケーションを取り、現地の雰囲気を楽しんでみるのもよいですね。