小さい男の子は電車が大好きで、機関車トーマスをはじめSLに興味を持つ子も多いですね。
やっぱり動いている本物も見せてあげたくなりますが、相手は時刻表どうりに走る乗り物ですので、スケジュールを組むのに不安になる方も多いのではないでしょうか。
関東から一番近いSLの秩父パレオエクスプレスの小さい子向けおすすめルートなどをご紹介します。
パレオエクスプレスで幼児向けのルートは?
SLパレオエクスプレスは熊谷から三峰口まで2時間半ほどの距離を走ります。普段電車に乗り慣れていない小さいお子さんの場合、2時間じっとしているのはちょっとつらいです。
また当たり前ですが、SLは乗ると見えません。
車窓の景色もよく、ボックスシートや指定席の古い客車は珍しいですが、知識も人生経験も乏しい幼児には面白いとはいえないようです。
おすすめなのは、御花畑駅から三峰口駅まで40分ほど乗るコースです。
メインのビューポイントは終点の三峰口駅です。
終点では帰路の運転に備え、機関車に水や石炭をいれたり、点検したり、転車台までSLが走っていって「くるっ」と回転したりする姿を見ることができます。
40分ほどゆっくり間近に機関車を見ることができるので、SLの席が混んでいそうなら、車か普通列車で三峰口まで行って待ち構えてそれだけ見るのもおすすめですよ。
パレオエクスプレスは平日はどう?
土日だとパレオエクスプレスの指定席はなかなかとれません。
平日の場合も指定席はとりづらいのですが、案外自由席は空いていたりします。
平日の運転日は少なく、ほとんどが夏休みや連休にはさまれた平日なのですが、10月~11月の紅葉シーズンにはなんでもない普通の日に運転される日が数日あります。
すごく空いているうえに、気候もよいのでおすすめです。
平日の注意点はツアー客です。
SL乗車がツアーに組み込まれることがあるようで、どっと団体が乗ってくることがあります。
自由席予約のページの混雑状況が、行きが○なのに帰りが△になっているときは、ツアー客がたくさん乗りますので早目に列に並ぶとよいと思います。
ツアーの人は機関車に近い車両に乗ることが多いので、一番後ろの車両ならゆったり座れる確率が高いですよ。
パレオエクスプレスでベビーカーは?
秩父鉄道の公式ページにもありますが、SLパレオエクスプレスはバリアフリーではありません。
古い車両ですのでそこは仕方ない部分です。
ボックスシートですので通路も狭く、ベビーカーを置く余裕がありません。
人ひとり乗るところを占領するので、混雑時はちょっとベビーカーはマナー違反になってしまうかなと思います。
乗るときに段差も結構ある上に、ホームの隙間やガタガタも多いです。
機関車の前方は人だかりになり、たくさんの人が写真を撮ります。
大人が複数いない場合は、ベビーカーだと機関車との写真が撮りづらくなったり、危なかったりするかと思います。
お子さんのお昼寝時間を計算しつつ、両手のあくかばん+歩きで行くのがおすすめです。
まとめ
秩父パレオエクスプレスは一日1往復しかしないSLなので、走っているのを見ると一瞬で終わってしまいます。
せっかくですから、終点の三峰口駅でゆっくりお子さんにSLを見せてあげたいですね。
「乗る」のではなく、車や普通列車を活用して「見る」プランにすると、焦らず楽しめるかなと思います。