年末調整の生命保険料控除の還付金は?共働きだと?学資保険OK?

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なんとなく会社の総務に任せていた確定申告。

申請書はもらうものの一体どうなっているかわからないままの年末調整。

生命保険料控除は聞いたことあるけどどんなものかよくわかっていない。

とにかく年末調整の書類をかいて控除証明書を添付すれば12月のお給料がちょっと多くはいるかな…くらいの認識

そんなあなたに年末調整とは?

また、生命保険料控除をしてどれくらい還付金があるか?

また共働き世帯にトクするお話、お子さまがいらっしゃるご家庭もしなければ損の学資保険の控除方法などためになるお話盛りだくさんです!

年末調整の生命保険料控除で還付金はいくら戻ってくるの?

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まず年末調整とは一体なんでしょう。

私たちが払っている税金は消費税はもとよりサラリーマンであれば所得税、住民税が給与明細から天引きされていると思います。

実はその所得税、住民税は個々の事情を関係なくし概算で計算しているので多く払っているのです。

そこで年末調整で生命保険料控除や配偶者控除、住宅ローン控除などきちんと計算してその人の税額を決め、多く取りすぎていた分を還付するというしくみになっています。

例えば同じ年齢で同じ年収でもその人の環境が違えば納める税金は変わってくるのです。

どういうことかと言いますと、例えを出して言えば45歳で独身男性で年収が600万円で生命保険も加入してない方の場合、所得税は20万2500円。

住民税は30万6500円。

一方、同じ45歳だが結婚しており専業主婦の奥さんがいて高校生と大学生の子供を養い、生命保険11万、介護医療保険8万を払っていた場合の所得税は7万6000円。

住民税は17万5200円となり実に上記の独身男性と25万7800円も納税額が違ってくるのです。

これは、国があなたは奥さんもいて大学生の子供がいるのでは学費もかかるでしょう。

生命保険に加入しているなら税金を安くしましょう。

と恩恵を与えているのです。

それをきちんと把握しておくのとおかないのでは戻ってくるべき税金も戻ってきません

なぜならあなたが自ら申告をしないと仮に多く還付金があったとしても税務署からは「はい、これはあなたが払い過ぎた税金ですよ、どうぞお受取り下さい」と言って返してはくれないからです。

つまり申告しない人には何も出来ないのです。

10月くらいからなんとなく控除証明書が来るな~ではなく控除の対象になるものはきちんと申告して払い過ぎた税金を還付してもらいましょう。

年末調整の生命保険料控除 共働き世帯の注意点

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奥様も働いている場合、いわゆる共働きの場合、もちろん奥様も所得税、住民税は支払ってますよね。

奥様の生命保険料控除も夫の年末調整から行ってませんか?

生命保険料控除はいくらでもいいということではなく上限があります。

所得税の生命保険料控除額は旧制度の一般生命保険ですと年間10万円超えた場合、一律5万円一般、年金あわせて10万円が限度。

住民税は7万円を超えた場合一律3万5000円

一般、年金あわせて7万円が限度となっております。

従って生命保険をいくつも加入していたとしても上限超えたら一律になってしまうのです。

ところが、控除を受けられるのは、保険の契約者や被保険者本人だけではありません

実際に掛け金を払っている人です。

なので必ずしも夫の年末調整で生命保険料控除をしなければいけないということではありません。

年収が高い夫(妻)から先に高い生命保険料控除を受け、上限に達した残り分を妻(夫)で年末調整すれば控除額は減らずにすむのです。

ただ、奥様が「年収103万円以下」に抑えた勤務(パートなど)の場合、所得税はかかりません

所得税がかからないということは、所得税を払ってないということなので生命保険料控除は意味がありません

の場合、夫の年末調整で使うようにしましょう。

これを逆手にとれば5万円の控除が受けられるということなら103万円にこだわらず108万円まで稼いでも所得税がかからないということになりますね。

年末調整の生命保険料控除で学資保険は適用される?

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生命保険料控除の内容はお分かりいただけたと思います。

しかし、控除されるのは生命保険だけではありません。

お子様のために毎月コツコツと積立ている学資保険も控除の対象となるのはご存知ですか?

年末調整の控除の対象となる保険料は大きく分けて4つとなります。

  • 「生命保険控除」
  • 「地震保険控除」
  • 「社会保険控除」
  • 「小規模企業共済等掛金控除」
ですが、
学資保険は「生命保険料控除」に分類
されます。

なんだか学資保険と聞くと、生命保険とは別だと思ってしまいますよね。

ちゃんと年末調整の対象となりますから、忘れずに申告しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は中学生でも理解できるように難しい税金のことを簡単に説明いたしました。

途中のなぜこの数字になるかの根拠を示すと複雑になるのでざっくり話しましたが、確定申告の時期になるとなんとなく書類を書いて…で、また来年、同じことを総務に尋ねる…「あれ?これどうやって書くんだっけ?どこに書けばいいんだっけ?」なんてことになってる方にどういうものかを理解してもらえたら嬉しいです。

さらにあくせく働いて稼いだお金を実は税金取られ過ぎでも気づかないってことにならないようにここで理解を深めてくれたらなお、嬉しいです。

では今年の年末調整、万全の体制でがっつり還付金をゲットしちゃいましょう!

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