新盆のお供えになにをお送りすればよいか、不安になりますよね。
大切な行事ですから、先方に失礼のないように準備したいものです。
新盆のお供えは何を送ってもいいわけではなく、一般的なアイテムや相場があります。
またマナーもありますので、のしやメッセージについても知識を持っておくと安心ですよ。
新盆のお供えを送るなら何がいいの?
新盆のお供え物を選ぶ時の考え方は、故人の好きだったもの、または五供といってお盆にお供えする5つのアイテムがありますので、これを基本に考えると良いですよ。
五供とは具体的に何かというと
- 香(お線香)
- 明(ちょうちんやローソク)
- 花
- 水
- 食べ物
この5つになります。
五供にちなんで故人の好きだったお花やお菓子、お酒などを送っても良いです。
お花は匂いの強いものやトゲのある花、つるが長く伸びている種類はお供えには不適当なので控えましょう。
旬の果物もおすすめですが、真夏の暑い時期ですので、早く送りすぎるとお盆までに傷んでしまったりすることもあるので気を付けてください。
お花も同様で、早く送りすぎては枯れてしまいますので、お盆が始まる8月12日かその前日に届くように手配するのがおすすめです。
新盆のお供えの相場は?
お供えの品物の金額の相場は、3000円~5000円が一般的です。
現金を包む場合の目安は5000円~1万円です。
お金をお送りする場合は現金書留で送りますが、のしなどのマナーも確認しておきましょう。
新盆のお供え のしはどうすればいい?
まず、お金を包む袋は不祝儀袋を使います。
不祝儀袋は水引が「結びきり」または「あわび結び」になっています。
人生に一度でいいと言う意味から、一度結んだらほどけない結び方です。
なお、関西方面では黄色×白の水引をつかうのが一般的となっています。
表書きは「御霊前」「御香料」「御仏前」「御供物」などを使います。「御ちょうちん代」と書く地域もあるようですので、地域の風習に倣いましょう。
水引を挟んだ下段に自分の名前を書きます。
熨斗の包み方ですが、お悔やみの時は最初に下を閉じて、上からかぶせて水引をかけます。
慶事とは逆になるので、間違えないようにしてください。
お金を熨斗に包んだ状態で現金書留で送りましょう。
新盆のお供えにメッセージを添えたほうがいい?
お金だけ送るのも気が引けるという方は、メッセージを添えましょう。
一言でも気遣いの気持ちをつづったメッセージは、相手にも伝わるものがあります。
例文をご紹介しますね。
暑さ厳しい折、くれぐれもご自愛ください。
ご生前の面影をしのび、改めてご冥福をお祈り申し上げます。
新盆は初盆という言い方もあるので、相手先が遣っている言葉に合わせられるといいですね。
まとめ
新盆のお供えを送るときの選び方や相場、のしやメッセージについてお伝えしました。
地域によって風習の違いもありますので、周りの方に確認するといろいろ教えてもらえると思いますよ。