京都の祇園祭と言えば日本の三大祭として有名です。
巨大な山車が街中を曳きまわされ、大勢の人々がぎゅうぎゅうになって見物しているようすをニュースなどで見たことがあるでしょう。
よくテレビで見かけるあの光景は、どこへ行けば見られるのでしょうか。
おすすめの場所とルートをご紹介します。
祇園祭の山車を見るには?
あの有名な山車が街中を練り歩くシーンですが、実はあれは祇園祭のほんの一コマなのです。
最大のハイライトではありますが、祇園祭自体は1か月近くかけて京都で催されています。
大きな山車は鉾と呼ばれており、町内の曳きまわしは「山鉾巡業」というイベントです。
この山鉾巡業が行われるのは、祇園祭中の1日だけで、毎年7月17日の朝9時にスタートします。
毎年17日と決まっているので、平日の場合もありますよ。
気合を入れて、有給休暇を取ってくださいね!(笑)
京の街中を巡業する鉾は1基ではなく、32基もあります。
なかでも一番の見どころはお稚児さんが乗っかった長刀鉾(なぎなたぼこ)です。
生きた人間の稚児が乗るのはこの鉾だけなので、この鉾を見るために大勢の人々が見物に集まるのです。
祇園祭 山車の場所はどこで見ればよい?
山鉾巡業のときのおすすめ見学場所はいくつかありますので、リストアップします。
- 四条麩屋町で長刀鉾の稚児による注連縄切り
- 四条堺町でのくじ改め
- 曲がり角の辻廻し
- 山鉾が連なる大通り
- 町家の並ぶ新町通の巡行
この中でも一番の見どころは「辻廻し」と呼ばれる交差点を曲がる山車のアクションです。
巨大な山車にはブレーキも何もついていません。
しかも重さは10トンほどもあります。
それを人の手だけで90度の交差点を曲がる、というのは見ているだけでドキドキ興奮しそうですよね。
山鉾巡業のクライマックスともいえるこの辻廻しが行われる場所で、最も人気があるのが四条河原町の交差点です。
祇園祭 ルートのおすすめは?
この四条河原町の交差点の場所は、阪急河原町駅の真上です。
大迫力の山鉾を拝める最も人気の場所です!
大人気スポットだけに混雑は相当なものです。
満員電車並みの大混雑なので、体調も整えておいてくださいね!
朝の7時、遅くても朝8時までには、場所取りをするのがおすすめです。
毎年この場所を取りに来るファンもいるそうですよ!
朝早いですから、前日に京都入りして備えるのがよいかもしれませんね。
前日の16日は宵山(よいやま)と言って、18時以降、四条河原町から四条烏丸までが歩行者天国になります。
出店や屋台もたくさん出て、お祭りらしい雰囲気を楽しめますから、夏を満喫してくださいね。
山鉾巡業のルート
ちなみに山鉾巡業がどんなルートで動いていくのか見ておきましょう。
このように巡回した後、鉾はそれぞれの町へ戻るとすぐに解体されてしまいます。
鉾が曳きまわされることで厄を集めてしまうので、その厄をとどめないように、速やかに解体されるそうです。
ビルの2階ほどもある大きな鉾の姿は、忘れられない夏の思い出になることでしょう。
まとめ
祇園祭は1回行っただけでは見切れないと言われており、どの場所で見るかで見どころが異なります。
はじめて祇園祭を訪れるなら、混雑を覚悟の上で人気スポットの四条河原町交差点を攻略するとよいのではないでしょうか。
京都の夏は蒸し暑いことでも有名ですので、熱中症対策も忘れずにしてくださいね!
豪華絢爛な鉾の豪快な魅力を目に焼き付けてきてください。