だんだんと生理が短くなってきて経血の量も減ってくると、そろそろ終わりが近づいているのかな、と閉経の気配を感じるものです。
実際のところ、生理が終わるときはからだに何か変化があるのでしょうか。
何か備えておくことがあるのか、更年期障害がはじまるのか、など気になることが沢山ありますよね。
一緒に疑問を解決していきましょう。
生理が終わるとき前兆はある?
生理が終わるまでのあいだに起きる変化は人によって千差万別なのですが、比較的多くの人が感じる傾向は次のようなものです。
個人差はありますが一般的に、生理の終わりが近づくと生理の間隔が開くようになります。
出血の量は一時的に増えた後、だんだん少なくなっていきます。
また、生理ではないときに突然出血があったり、不正出血が起こることもあります。
人によってかなり違いがあるのですが、生理の回数が少なくなって、1年以上こなくなると「閉経」です。
更年期障害は生理が終わると始まるの?
生理が終わったらどうなるのだろう、と不安になりますよね。
女性ホルモンが減るので体に様々な変化が訪れます。どんな変化なのか挙げてみましょう。
- 肌のはりがなくなる
- たるみやシワが増える
- 髪の毛がぱさぱさしてくる
- 薄毛になる
- 太りやすくなる
- 骨粗鬆症になりやすくなる
- 自立神経の乱れによるめまいやイライラ、頭痛やホットフラッシュ
- 頻尿
- 内臓脂肪が増えやすくなる(メタボ)
- 免疫力の低下
- 体毛が濃くなる
- 体型にメリハリがなくなりおばさん体型になる
こんなにたくさんの変化があるのですね。
どれも、女性にとっては受け入れがたいことではないでしょうか。年齢には逆らえないとはいえ、ちょっぴりショックですよね。
これらは、生理があるうちはエストロゲンの働きによって受けていた恩恵です。
生理が終わるとその恩恵が失われてしまいます。
それと同時に、更年期障害が始まることもあります。
更年期は、閉経を挟んで前後10年の期間を指して言います。
女性ホルモンが減少していくこの時期の体調不良を更年期障害と言うのです。
生理が終わる日って自分でわかるの?
めんどくさいから生理なんかなければいいのに、なんて思ったこともあるのではないでしょうか。
でも、いざなくなると、これほどまでに女性のからだや見た目に影響を与えるのが生理だったんですね。
誰にも止めることのできない変化ですから受け入れるしかないのですが、いつ自分の生理が終わるのか、終わる日はいつなのか、気になりませんか。
自分で感じることのできる兆候は前述した通りですが、婦人科で検査を受けることで、ある程度予測することができます。
卵胞刺激ホルモンの血中濃度を調べます。基準値より大幅に値が高ければ閉経が近いと診断されます。
<E2+LH検査>
FSH検査の結果により確実性を与える検査です。E2とLHと言うホルモンの測定を行います。
<AMH血液検査>
卵巣内の卵胞数を調べます。年代別の平均値と比べて診断します。
<基礎体温>
これは自分でも出来る方法ですが、基礎体温を計って高温期、低温期のバイオリズムがなくなり低温期だけになると閉経です。
まとめ
女性なら誰しも訪れる、とわかっていても、いざ自分の身に起こると不安になったり寂しい気持ちになったりするものです。
どのような変化があるのかあらかじめ知っておくことで、多少なりとも気持ちの整理ができるのではないかと思います。
穏やかな気持ちで受け入れつつ自らの体調を管理して健やかに毎日を過ごしましょう。