新盆のお返しは不要という説と必要という説があるので、どちらが正しいのかわからなくなってしまいますよね。
新盆は大切な行事ですので、お供えを届けてくださった方にも失礼のないように応対したいものです。
今回は新盆のお返しは不要というのは本当か?という視点でお伝えしていきます。
新盆のお返しは不要って本当なの?
新盆のお返しは不要って本当なの?と疑問に思われているかもしれません。
答えは、本当です。
ただし、どんなケースでも不要というわけではありません。
あくまでもケースバイケースであり、お返し不要の場合と、お返しが必要な場合があると思ってください。
お返しが不要とされるのは、新盆でお参りに来てくださった方に会食などでおもてなしをする場合です。
これは、お食事を用意することでお返しの代わりとなっていますので、不要となります。
また、近所の方がお見舞いに立ち寄ってくださって、1000円~2000円程度のそうめんやお菓子などのお供えを頂いたりした場合です。
このように、本当に心ばかりの少額のお供えや贈り物を頂いた場合は、あえてのお返しは不要と考えてもよいでしょう。
なぜなら、近所の方はこちらの負担にならないようにと、高額なお供えを控えてくださっていると思われるからです。
新盆のお返しが不要となるのは、このようなケースであり、それ以外はほとんどの場合においてお返しは用意するのが一般的です。
ただし、地域や家風によって対応の仕方が異なりますので、あくまでも地域の常識やしきたりを優先させて考えましょう。
新盆の供物にお返しが必要なケースとは?
お返しが不要となるケースについてお伝えしましたが、お返しが必要になるケースも確認しておきましょう。
- お供えを郵送で頂いた場合
この場合はお食事でお返しすることもできませんし、お返しをするのが一般的です。
- 御仏前を頂いた場合
御仏前の金額は、5000円~10000円がだいたいの相場です。
金額に合わせてお返しの引き出物を準備しておきます。
お花や提灯をお供えして頂いたときも、お返しをしましょう。
新盆のお返し 相場は?
お返しは1/3~1/2の金額で用意をします。
3000円~5000円の引き出物を準備しておきましょう。
お返しの品物(引き出物)は、消耗品や消え物で用意するのが一般的です。
具体的には、海苔やお茶、洗剤、タオル、お菓子、素麺などです。日持ちするものを選びましょう。
遠方から来られる方は持ち帰るのに重いと負担になるので、海苔やお茶が軽くておすすめです。
お参りに来て頂いた方へは、その日のうちにお返しの品物をお渡しして、金額の大きなお供えを頂いた方へは、後日改めてお返しをお送りします。
もし当日お渡しするお返しを用意していなくても、後日でも構わないのでお返しをするようにしましょう。
まとめ
新盆のお返しは不要か?という疑問についてお伝えしました。
あくまでケースバイケースとなりますので、杓子定規に「不要」と認識しないように気を付けてくださいね。
新盆・初盆のお返しは、専門の業者に依頼するとお礼状を無料で用意してもらえたり、紙袋もつけてもらえたりと何かと便利です。
わからないことも質問できるので便利ですよ。
慣れないことで気を遣いますが、しっかりと気持ちをお返ししていきましょう。