新盆を迎えるにあたって、家にある提灯を使い回してもいいのだろうかと、迷いますよね。
お盆用の提灯がすでに家にある人は、そのように考えるかもしれません。
新盆の提灯は少し特別なものなので、その意味を理解すればスッキリしますよ。
早速お伝えしていきますね。
新盆で提灯を使い回してもいいの?
家に保管してある提灯を新盆で使いまわしてもいいのか、そう疑問に思って検索なさったことと思います。
結論から言うと、新盆の提灯は新しいものを用意してください。
新盆用の提灯は、初めて帰ってくる霊が迷わないようにするための目印です。
絵柄が入っているいわゆる盆提灯とは別のものなのです。
一般的に、新盆の提灯は白提灯を用意します。
白木の枠の真っ白な提灯か、白地に家紋の入った釣り提灯を準備します。
そして、もうひとつ使い回しをしない理由があります。
新盆の提灯を飾るのは一度限りで、飾った年のお盆が過ぎたら処分をします。
ですから翌年に持ち越すとか、保管しておくということはありません。
過去に使った盆提灯は、新盆用でないものが保管してあるはずです。
その提灯とは別に、新盆用の白提灯を用意しましょう。
新盆の提灯 飾り方はどうすればいい?
新盆用の白提灯はどのように飾ればいいのでしょうか。
盆提灯と違いがあるのかどうか、気になりますよね。
新盆では初めて帰ってくる霊が迷うことのないように、玄関や窓際、仏壇の前などに吊り下げます。
ただ、最近の家屋事情もあって、なかなか室内に吊り下げるのが難しいこともあると思います。
防犯も考えると、表に吊るすのもちょっぴり躊躇してしまいますよね。
その場合は、仏壇の前に飾ればよいですよ。
吊り下げるのが難しければ、自立型の白提灯が通販などで売られているので、こちらを選ぶといいですよ。
最近の提灯はLEDやコードレスになっていますので火元の心配もないですし、電源がいらないので場所を気にせず飾ることが出来て便利になっています。
この白提灯は一つあればよいので、身内で用意するのが一般的となっています。
白提灯以外の盆提灯は、過去のものを仏壇のまわりに飾りましょう。
親戚などから新しく送られた場合は、飾る数に決まりはありませんので狭くなっても飾り付けるのがマナーです。
近頃は住宅事情もありますので、提灯は送らずに提灯代としてお金を送るケースも増えているようです。
新盆の提灯っていつから飾るの?
新しい白提灯を用意することはわかりましたが、この提灯はいつから飾ればいいのでしょうか。
お盆の提灯には迎え火・送り火としての意味がありますので、お盆に入る13日に灯りを入れ、16日まで飾るのが一般的です。
地域によってお盆の習わしには違いがあるのですが、8月に入ったら早い時期から提灯を飾る家が多いです。
旧暦でお盆を行う地域では7月になります。
まとめ
新盆の提灯を使いまわしてよいかと、飾り方についてお伝えしました。
新盆の白提灯はその年限りのものとして新しいものを用意しましょう。
それぞれの地域でしきたりなどもありますので、わからないことは親戚や周りの人に確認してみましょう。
新盆は普通のお盆と違って準備するものもいろいろとあり、大変かもしれないですが、故人の供養をつつがなくおこなってくださいね。