普段何気なくスーパーで購入して取りつけている人が多いかと思いますが、しめ縄飾りにも向きがあるってご存知ですか?
しめ縄の向きと意味は?
神社にも飾られているしめ縄とはそもそもどういう意味合いでつけるものなのでしょうか?
しめ縄とは神様をお祭りしている場所という意味合いがあり、
「この場所は聖域であると示すためのもの」です。
また、「邪悪なものを寄せ付けないという願い」
も込められているそうです。
お正月にしめ縄を飾るのは、
神様に対して来年の年神様を迎える準備が出来ましたという意志表示
でもあるのです。
そして、しめ縄の向きですが、
基本的には右側に太い方、左側に細い方がくる
ように取りつけます。
これは、神様からみて左側が上座という位置づけなので、私たちから見て右側に太い方がくるようにするのだそうですよ。
ただお伊勢さんがある伊勢地方では、
左側に太い方がくる
ように飾るそうです。
また飾る期間ですが、
関東は松の内は1月7日まで、
関西では1月15日まで
とされています。このように
地方によって飾り方が違うので注意が必要です。
しめ縄の玄関の飾り方と向きは?
続いて、玄関に飾るしめ縄の向きはどのようにすればいいのでしょうか?
玄関に飾るしめ縄ですが、通常12月20日頃から飾り12月28日までには飾ることとされています。
あまり飾る期間が短すぎると、
年神様をお迎えするのに十分な準備をしていないと捉え忌み嫌う風習があります
ので、期間中の早めに飾っておきたいものです。
玄関のしめ縄も、
神の領域と現生の領域を区切るもの
とされ、そこに
不浄なものが入ってこないように
という意味合いを込めて飾っています。
一般的に神道の考え方では、神様からみて右側、つまり私たちからみて左側を上位とし、逆に神様から見て左側、私たちから見て右側を下位とします。
そこで、玄関に飾る場合も、
太い側が私たちから見て右側にくるように飾る
ようにしましょう。
しめ縄のうらじろの向きはどっち?
最後にしめ縄についている裏白(うらじろ)というシダのような植物ですが、これにもちゃんと飾る向きがあるのです。
まず裏白は、
表裏がない清い心で過ごしましょう
と言う意味合いと、
白髪になるまで長生きしたい
という想いが込められているそうです。
そこで、
「白い裏側が表に来るように飾るのが正当な飾り方」
だとされています。
まとめ
来るべき年が、あなたにとってそしてご家族にとっても素敵な年になるようにという願いを込めて、今年はしめ縄飾りの向きにも意識してみてくださいね。
よいお年をお迎えください!