結婚して、初めてのお盆。
墓参りも兼ねて、夫の実家へ帰省することに。
お供えを持参する事にしたのはいいけれど、何を選んだらいいのか。
お嫁さんとして、恥ずかしくないようにしたいものですが。
初めての体験ですので、悩みますよね。
どんなものを選べば良いのでしょうか?
お盆のお供えの定番の品は?
お盆のお供えの定番としては、旬の果物やお菓子ですね。
または、贈答用のロウソクや線香も定番です。
他には、日持ちのするものとして、乾麺や海苔なども一般的です。
故人と親しかった場合は、故人の好きだった嗜好品などをお供えしても、問題ありません。
果物やお菓子の場合には、なるべく日持ちのするものを選ぶと良いでしょう。
集まっていただいた親戚に、分けて持ち帰っていただく場合もあります。
分けやすいように、小分け包装されているお菓子などが喜ばれるかと思います。
お供えしていただく側として、いただいて嬉しいのは生花、という声も多いようです。
お菓子などは、たくさんいただくと処分に困る場合もありますし。
日持ちのしない果物は、食べきれないという事も。
線香やロウソクも、火の始末の不安から普段は使わない、においが苦手、という場合もあります。
その点、生花であれば、お仏壇が華やかになりますし、飾った後の処分に困ることもありません。
お盆のお供えにタブーはあるの?
お盆のお供えとして、タブーと言われているのはお肉やお魚です。
これらは殺生に繋がるということで、お盆の間は避けるべきとの考えからです。
また、賞味期限の極端に短いお菓子も避けた方が無難です。
生ケーキやシュークリームなんかを持っていったらだめですよ。
お仏壇にお供えするという観点から、要冷蔵・要冷凍のものも相応しくないと言えるでしょう。
親戚で分けていただく、という事を意識するなら、小分けしにくいものもできれば避けたいですね。
また、お供えを品物ではなく現金で、というのは、全くタブーではありません。
むしろ、品物よりも喜んでもらえる場合もあります。
この場合、黒白、双銀、黄白の結び切りの水引の不祝儀袋を用意します。
表書きは、「御佛前」「御仏前」「御供物料」などになります。
お供えを品物にするか、現金にするかは、ご両親やご夫婦で相談して決めてくださいね。
お盆のお供えの相場はどれくらい?
お供えの品を買う場合、相場は3000円程度と言われています。
あまり高価なものを選ぶ必要はありません。
また、現金の場合も3000円から1万円が相場と言われています。
これは、故人との関係性や、地域性もあるので、ご両親やご親戚に相談された方が良いかと思います。
さらに、初盆の場合、法要後に振る舞いがあって、お食事を食べることになっている、等の事情も考慮しましょう。
一般的には初盆の場合は1万円、それ以降は3000円前後のようです。
まとめ
お盆のお供えにも、しきたりやタブーがあります。
お盆というのは、ご先祖様の供養はもちろんですが、めったに会えない親戚が集まる機会でもあります。
少し注意してお供えを選べば、嫁の評判も上がること間違いなしです。
難しく考えず、気持ちの良いお付き合いをしていきましょう。