わが子が成人式を迎えると、ほっとしたような少し寂しいような気分になりますよね。
感傷に浸るのもわかりますが、もう少しサポートしてあげないといけないことがあるかもしれませんよ。
成人式のことを意外と知らない人が多いようです。
親としてお祝いをどうしたらいいのか、相場や渡し方、お祝いをいただいた場合の使い道などについて、調べてみたので参考にしてください。
成人式のお祝い金の相場は?
成人式の日はハッピーマンデー制度により、1月第2月曜日になっていますが、それ以前は1月15日でした。
成人式のお祝い金は、立場によって相場が変わるものです。
自分の息子や娘が成人式を迎える場合は、お祝い金の金額は1万から5万円が相場と言われています。
お祝い金の代わりに成人式に着る振袖や袴などを贈る場合は、お祝いに掛かるお金は10万円以上になる場合もあります。
晴れ着姿を写真館で撮影すると5万円から10万円程度掛かってしまう場合もあります。
成人は大人への第一歩なので、お子さんと話し合って決めるのも良いかもしれませんね。
成人を迎えるのが姪や甥である場合のお祝い金の相場は1万円から3万円です。
孫になると1万円から5万円です。
知人友人のお子さんになると5千円から1万円となります。
祖父母と両親であらかじめ相談をして、両親が振袖や袴をプレゼントして、祖父母が10万円ほどのお祝い金を包む、という場合もあるようですよ。
お金を包むのではなく、相場相当のプレゼントを渡す方も多いです。
腕時計やスーツやネクタイにアクセサリーやバッグといった、これから社会人を迎えるに相応しい品物を選ぶようです。
成人式のお祝い金の表書きは?
成人祝いや入学祝や出産祝いなど、何度あってもいいことや成長のお祝いなどには、蝶結びのものを使います。
これは蝶結びは簡単にほどけることから、何度あってもいいという意味で使われています。
成人祝いのご祝儀を入れるご祝儀袋は、紅白で蝶結びの水引きを使います。
結婚祝いなどは反対に、繰り返さないこと、二度同じことをしないという意味で、結び切りのものを使います。
ほどけないようにという意味合いが込められているんですよ。
成人式のお祝い金の表書きは、
御祝
祝成人
祝御成人
成人祝い
などの書き方もあります。
他にも
御成人御祝
賀成人式
と書くこともあるようです。
成人になるのは誕生日ですが、成人祝いは、成人式のある「成人の日」を意識しますよね。
成人式のお祝いを贈るのは、
成人式前日まで
成人式当日
がよいでしょう。
遠くに住んでいる親戚のお子さんに贈るなどの場合は、遅れるといけないので前日までに届くように送るようにしましょう。
成人式のお祝い金の使い道は?
成人式のお祝い金をもらった時に、親として悩むのがその使い道ではないでしょうか?
成人式での着物や写真代の費用にあてて残りを親が管理する家庭もあると思います。
凄い金額になる場合が多いので、もらったお祝い金をすべてお子さんに渡している家庭は少ないようですよ。
半分ほど本人に渡して、残りを親が子ども名義の口座に貯金しておき、頃合を見て渡す場合もあるようです。
家庭の経済事情など話せる部分はお子さんと話して、どう使うべきか決めることが大切ですよね。
せっかくのお祝いなのに、勝手に使われたとか渡してもらえない、と思われてしまうと悲しいです。
自分から見たらいつまでたっても子供ですが、成人式を迎えることで大人の仲間入りをします。
一人の大人として向き合って使い道を相談してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
しかし、どの立場でも、これから社会人として頑張って行くんだよ、という気持ちを込めてお祝いしてあげたいですね。
成人式のお祝いは、これから社会人として一歩踏み出すための準備のお手伝いとして、お祝い金や贈り物を渡すことだと思います。
素敵な成人式を迎えるために親としてできることを精一杯やってあげましょうね!