節分は季節毎にあり、それぞれの季節の始まり日の前日が節分といいます。
江戸時代頃から、立春の前日の節分を指すことが多くなったようです。
最近ではあまり「鬼は外!福は内!」という掛け声は聞こえてきませんよね。
私が小学生の頃、実家の母はかなり大きな声で叫んでいて、少し恥ずかしかったのを覚えています。
節分は邪気を払うために豆をまく行事で、一年の無病息災を願う意味があります。
このほかにも節分に食べるといいとされている食べ物があり、その由来について紹介していきます。
節分の食べ物である恵方巻きの由来は?
最近では、節分といえば恵方巻きというように、スーパーなどでも節分の時期になると、よく恵方巻きを目にするようになりましたね。
恵方巻きとは、福を巻き込むという意味合いから、七福神にちなんで7種類の具材を使用した太巻きのことです。
具材は決められていないということです。
驚くことに、恵方巻きというネーミングはセブンイレブンから始まったとされていて、以前は「幸運巻き寿司」などと呼ばれていたようです。
- 恵方を向いて恵方巻きを食べる
- 黙って静かに一気に食べる
というのが一般的で、良いとされているようですが、それはなかなか難しそうですね。
江戸時代に大阪の商人の間で始まった風習ということです。
節分の食べ物としていわしの場合も?
節分と聞いて「いわし」を思い浮かべるのは、関西の人が多いようです。
いわしの頭を玄関に飾るというお宅もあるといいます。
いわしを焼くときに出る匂いのきつい煙を鬼が嫌うからという理由のようです。
特に、いわしの頭を焼くと匂いが強くなるため、いわしの頭を玄関に飾るということです。
いわしを食べるという習慣も同じで、邪気を追い払うために食べられているようです。
いわしには、DHAやEPAなどの栄養価も高くヘルシーなので、健康志向の人にも注目されている食材です。
無病息災を祈願して、この節分はいわしを食卓に並べてはいかがでしょうか。
家族の方から、
なんでいわしなの?
と尋ねられたら、意味や由来を説明してあげてくださいね。
節分の食べ物そばはなんで?
昔の新年は立春のことでした。
大晦日は立春の前日ということですので、今の節分の日にあたります。
昔の大晦日に食べていた年越しそばを、今の節分の日に食べるという風習に繋がったようです。
年越しそばを食べる由来は諸説あり、「細く長く生きられるように」とい願いを込めて食べるという説もあります。
現在では、出雲地方に節分にそばを食べるという習慣が残っているようです。
そば好きの人は多いと思いますので、昔に習って、節分にも節分そばを食べるのも良いかもしれませんね。
まとめ
関東出身の私は、節分には豆をまいて、食べるというイメージしかありませんでした。
小さい頃は、歳の数だけ豆を食べるよう言われていましたが、私は節分の豆が大好きだったため、ひとりで袋を抱えて食べていました・・・。
恵方巻きのように新しい風習も取り入れつつ、昔からの節分の文化を絶えさせないように、今年は力一杯豆をまきましょう!