春になるのを待ち遠しいと感じている人は多いですが、それとは反対に春が来るのが憂鬱に思う人もいます。
そうです、「花粉症」の人です。
しかし、春の時期だけではなく、花粉症の症状が一年中続いている人もいるらしいのです。
今回は花粉症がなぜ一年中続いているのか調べてみたいと思います。
花粉症が一年中続いているのはなぜ?
花粉症はアレルギー性鼻炎の一種で、原因は花粉です。
花粉にのみ反応するので花粉症と言われています。
花粉が体内に侵入したときに、敵とみなすと体内で抗体(IgE抗体)が作られ、その抗体は肥満細胞という細胞とくっつきます。
再び花粉が侵入すると、肥満細胞からアレルギー誘発物質であるヒスタミンなどが放出され、花粉を体外に出そうします。
そのときに出る症状は、主にくしゃみ、鼻水や鼻づまり、目のかゆみです。
花粉が飛散する時期だけに起こるのが、花粉症の特徴です。
しかし、この症状が一年中続く人は、その理由があるはずです。
1. 花粉が飛散する時期が春だけではない
2. 花粉にだけアレルギー反応をが出ているのではなく、他の原因がある
花粉症が一年中続いている理由は?
では1つ目の理由を説明しますね。
花粉症というと春だけだと思っている人は本当に多いです。
しかし花粉は春にだけ飛んでいるわけではありません。
春には春の花粉が、夏には夏の花粉が、秋には秋の花粉が飛んでいます。
冬は天気が良かったり、気温が高い日などには飛散する場合がありますが、花粉症を発症している人はほとんどいません。
代表的な原因を紹介すると、
- 春はスギやヒノキ
- 夏はイネ科のカモガヤ
- 秋はキク科のブタクサやヨモギ
これらのさまざまな花粉に対してアレルギーがある人は、一年中花粉症を発症する場合があります。
2つ目の理由は、花粉ではなく、ハウスダストやダニ、カビ、動物によるアレルギーを併発している場合です。
花粉症が一年中続いている時の対策は?
ここからは対策について紹介したいと思います。
1の場合も2の場合も、まず最初にしなくてはいけないのが検査です。
病院で検査を受けて、自分がどのアレルギーに反応するのか、原因を知るのが一番早い解決策です。
- 花粉に反応している場合
飛散状況や飛散場所を把握し、その期間の外出の際はマスクや眼鏡や帽子で予防します。
病院で処方された薬や市販薬などを用いると花粉症も軽減できます。 - 原因が花粉ではない場合
部屋やクーラーなどを掃除し、布団やカーペットを新しくしたり、部屋の換気を気をつけることで軽減できます。
まとめ
アレルギー性鼻炎は花粉の場合とそれ以外の原因で症状が起こる場合があり、上記でも紹介したとおり対策も変ってきます。
ですから出来るだけ早く自分のアレルギー症状の原因は何なのか確定することが大切です。
一年中花粉症なのはツライことだし、不安と思いますので、早めの検査をオススメします。