春の訪れとともにやってくる花粉症。
この時期は、花粉症の人間にとって、憂鬱なことこの上ないものです。
そんな花粉症のつらさを自然な植物の力で少しでも和らげて楽に過ごしたい。
そこで、お勧めなのが、アロマの中でもユーカリのエッセンシャルオイル(精油)です。
ユーカリと聞くと、コアラが食べる葉っぱを思い浮かべる方も多いと思いますが、ヴィックスヴェポラップや家庭用常備薬のメンタームにも使われていて、シャープな清涼感のある香りです。
ユーカリの使い方を具体的に紹介したきたいと思います。
ユーカリの花粉症への使い方とは?
ユーカリのエッセンシャルオイルに含まれる「シオネール」という成分が、花粉症の鼻水や鼻詰まりの解消に効果を発揮して、症状の緩和に有効です。
その使用方法を4つ紹介します。
- マグカップに65度から75度の湯気が上がる程度のお湯を入れ、精油を2、3滴落とし、鼻を近づけ、香りを吸引する。
症状が緩和されるまで一日数回行う。 - 洗面器に熱湯を張り、1、2滴精油を入れて、アロマの蒸気を吸い込む。
- ハンカチやティッシュに1滴精油を垂らし、香りを吸い込む。
※ ハンカチに染みができる場合があるので注意する - アロマバスとして、42、3度の熱目のお湯に精油を数滴垂らし、短時間に血行を促進させるように入る。
使用例としては以上ですが、ユーカリは刺激が強いので、決して直接マスクに垂らしたりしないよう、注意してください。
次にユーカリといっても種類がいろいろあるので、そのうちのメジャーなものについて説明したいと思います。
花粉症に使うユーカリの種類は?
ユーカリといっても数種類存在します。
ここでは、ユーカリを購入する際に参考にしてもらいたいメジャーな3種類について説明します。
- ユーカリ・グロブルス
一般にユーカリを指すとき、このグロブルスを指します。
刺激が強いので、乳幼児やお年寄り、気管支や肌の弱い方には適しません。 - ユーカリ・ラディアータ
上記のグロブルスと成分は似ていますが、比較的作用も香りも穏やかです。
乳幼児やお年寄りにも適します。 - ユーカリ・シトリオドラ
葉を揉むとレモンのような香りがして別名「レモンユーカリ」といいます。
すっきりしたフルーティーな香りで、薬草のような個性はやや弱いです。
ユーカリのアロマは通販で買える?
最近、100均でもアロマは売られていますが、安いものは香りを楽しむ程度のものです。
効果や効能を求めるのであれば、100%天然のもの(エッセンシャルオイル、いわゆる精油)を購入しましょう。
そういった精油が売られている場所のうち、通販やオンラインショップでも買える一般的なメーカーを紹介します。
- 生活の木(Amazonで取り扱いあり)
- カリス成城(Amazonでも取り扱いあり)
- GAIA
- ニールズヤード(イギリスのメーカー)
ユーカリには種類があるので、できれば自分に合うユーカリオイルを専門店で店員さんに聞いてから選んだり、テスターで実際に匂いを嗅いで心地よいと感じるものを選ぶことをお勧めします。
その点で、生活の木は全国に店舗があり、値段も手頃なので、一番利用しやすいかもしれません。
まとめ
花粉症の人にとって、花粉の飛ぶ時期は憂鬱ですが、ユーカリの精油など植物の持つパワーを借りると、身体に優しく、少しでも楽に過ごすことができます。
精油は少し値が張るかもしれませんが、それだけの価値のあるオイルであり、力になってくれる存在です。