妊娠中はホルモンのバランスも崩れ、ただでさえ体調がすぐれない状態になりがちです。
そこにもってきて、花粉症になってしまったとすれば、つらさは倍増です。
薬を飲んで楽になりたいところですが、通常の状態と違う妊娠中は、薬の服用にはもっとも注意を払わないといけませんよね。
でもこのつらい状態を改善するにはどうしたら一番ベストなのでしょうか?
妊婦初期に花粉症の薬は?
妊娠初期に花粉症の薬を飲んでいいのでしょうか?
妊娠初期は胎児を形成する大切な時期です。
すべての薬は、奇形を伴う可能性が高くなるので、服用することはできません。
妊娠中に風邪で病院に行ったとしても、薬を処方してくれる病院はほとんどなく、花粉症も然りです。
ましてや、自己判断での薬の服用はNGです。
ただし、点鼻薬など、限られた部位に使用する薬の場合は、胎児への影響をそれほど気にする必要はないと思われます。
これも医師の相談の上使用した方が安心ですね。
もし、服用したことによっての心配が後々尾を引くようなら、妊娠は短い期間でもあるので、薬以外のもので対処する方法を考えた方がよさそうです。
妊婦の花粉症で薬は産婦人科でもらえる?
妊娠中期(妊娠16週~27週)以降になると、服用できる薬が出てきます。
花粉症のストレスがお腹の赤ちゃんにとって悪影響を及ぼし、薬を服用しない方がデメリットがあると医師が判断した場合、比較的に胎児への影響が小さいと言われる「アレグラ」や「クラリチン」などの薬を処方される場合があります。
しかし中期といっても、妊娠中であることには変わりありません。
できるだけ薬を服用しない方がいいようです。
実際、産婦人科や医院などでは、妊娠中の方にはほどんどの場合、薬は処方してないところが多いようです。
妊婦の花粉症 薬は市販で買える?
やはり、この時期、自己判断で薬を服用するのは控えましょう。
医師の処方の薬は、医師が大丈夫であろうと判断したものですが、市販のものについては正直、素人では判断が難しいと思われます。
副作用が少ないと定評のある「アレグラ」にも、妊娠中の安全性は確立していないと書かれてあります。
花粉症の症状がつらく、ストレスの方が先に立ってしまう状態であるならば、まず医師の判断を仰ぎましょう。
そのような場合に、医師の判断で処方される薬があるはずです。
あまり、ナーバスにならず、気持ちを楽に持つことも妊娠中にはとても大切なことなのです。
まとめ
毎年、花粉症に悩まされている人が妊娠したとなると、薬が飲めるのかどうかが心配になると思います。
毎年、薬を飲んで花粉症を乗り切っていた方ならなおさらですよね。
飲めないとなると、そのストレスで症状が悪化することも・・・。
でも、「妊娠中だからすべてNGというわけではない・・・」と思うだけでも気が楽になるものです。
特に妊娠中は身体だけでなく心のバランスも崩れやすいので、ひとりで抱え込まず、主治医の先生にはどんどん相談しましょう。
また、薬だけではなく、マスクの着用や空気清浄機を使うなど、花粉対策を心がけるのも大切です。