女性は40代になると、ホルモン分泌の乱れからさまざまな体調不良の症状が見られることがあります。
俗に更年期障害と言われるものです。
その中でも、めまいがみられる方も多くいます。
他の人に相談しても、なかなか症状を理解してもらえず、辛い日々を過ごされてしまう方も少なくありません。
どうすれば、症状がよくなるのかお伝えしたいと思います。
40代女性に起こりやすいめまいの原因は?
女性も40代を過ぎると、ホルモンバランスの乱れが出てきます。このホルモンバランスの乱れによって、さまざまな症状が出やすくなります。
頭痛、肩こり、イライラ、不眠、倦怠感、動悸などとともにめまいの出現もみられることがあります。
この年代の女性は、子育てにひと段落ついたかと思えば、親の介護が始まるなど家庭生活でもいろんな節目を迎え、ホルモンバランス以外の要因を重なり合って、めまいが起こってきます。
女性ホルモンの減少によって自立神経のバランスも乱れ、気温の変化による血圧の調整がうまくできなくなり、脳に十分な血液を送ることができなくなり、めまいが起こるのです。
40代女性のめまいと吐き気の症状について
めまいと一言でいってしまいがちですが、めまいには大きく分けて2種類あります。
一つ目は、急に振り向くなど、頭を急に動かしたときに目の前がぐるぐる回るようなめまいです。耳鳴りや難聴を伴うことはありませんが、吐き気をもよおすことがあります。
原因は、内耳にある平衡感覚を司る前庭器官の異常です。このめまいは、数日程度でおさまることが多いです。
もう一つは、ふわふわと宙に浮いたような感じで、立っていられないようなめまいです。このめまいは、多くの場合耳鳴りや難聴、強い吐き気をもよおします。
このめまいは、内耳の中にある聴覚を司る蝸牛に水が溜まることが原因です。メニエール病によって起こる症状です。症状も強いことが多いので、早めの受診が必要です。
40代女性めまいの対処法は?
症状が出たときには、静かに休みましょう。
症状がないときには、次のようにして、日常生活に気をつけていきましょう。
- 生活面
- 食事面
- 精神面
まずは、規則正しい生活を送ること。乱れがちなホルモンバランスや自立神経も穏やかになってきます。
日常的に軽い運動を継続していきましょう。ストレッチや片足立ちなどちょっとした時間でできるもので十分です。
貧血が進行すると、めまいもひどくなるので、鉄分や葉酸を含む食品を摂るようにしましょう。
女性ホルモンと似た働きをする、イソフラボンを含む大豆製品を積極的に摂りましょう。
ストレスは大敵です。
趣味などを楽しむ時間を作り、発散するようにこころがけましょう。
体調がすぐれないと気持ちも沈みがちですが、あれこれ思い悩むよりも日々の暮らしの中でちょっとした心がけを実行することで前向きに対処していきましょう。
まとめ
女性は、40代を迎えるころには、体のあちこちにさまざまな変化が起こりやすくなります。
それらの症状の多くは、体調をコントロールすることで軽減することができます。
女性にとって、更年期はどうしても通らなければならない道です。
穏やかに過ごせるよう、規則正しい生活が何よりです。
ただ、全ての変化を更年期だからと思い込まず、ひどい場合は必ず病院を受診して下さいね。