赤ちゃんが生まれて2ヵ月になるといよいよ始まるのが予防接種です。
現在では、予防接種を打てる月齢になったらどんどん打っていきましょうという考えが主流となっています。
でも無料で受けられる定期接種はともかく、任意接種であるロタやB型肝炎の予防接種を打つかどうかは、悩むところですよね。
ここではロタウイルスの予防接種を打てる時期やその効果などについて紹介していきたいと思います。
ロタの予防接種はいつから接種できるの?
ロタの予防接種は、肺炎球菌やヒブと同じように生後2か月から打つことができます。
また、生後3か月からは肺炎球菌、ヒブ、四種混合の定期接種のものと同時接種も可能です。
予防接種が可能な月齢になったらどんどん接種していきたい予防接種ですが、任意接種であるロタワクチンも例外ではなく早めの接種がおすすめです。
赤ちゃんのロタ予防接種の効果は?
ロタウイルスには特に乳幼児が感染しやすく、感染してしまうと重症化してしまう場合が多いウイルス性胃腸炎を引き起こします。
ロタの予防接種をしておくことで、ロタウイルスに感染してしまった場合でも、重篤化するのを90%程度抑えると言われています。
予防接種の効果は2歳ごろまで続くそうです。
高い金額を出して接種したのに、2歳までしか効果がないのか・・・と思うかもしれません。
しかしロタウイルスの怖いところは、2歳未満の乳幼児が感染してしまうと特に重篤化しやすい点なので、そのことを踏まえると接種する価値は十分ありそうですよね。
このロタウイルス感染による重篤化とは、脳症を引き起こしたり、点滴が必要なほどひどい脱水症状を引き起こしたりして、入院しなければならない状態のことをいいます。
これらの症状で幼い我が子が苦しむようすを想像するだけでも、ロタの予防接種は必要だと感じますよね。
ロタの予防接種の種類どっちにしよう?
ロタの予防接種には、シロップを飲むタイプのロタリックスと注射で打つタイプのロタテックの2種類あります。
- 2回接種
- 費用 1回につき12,000円~15,000円(各病院によって異なる)
- 3回接種
- 費用 1回につき10,000円前後
ロタリックスは1価と言って、ひとつのウィルスに対応しており、
ロタテックは5価と言って、5つのウィルスに対応しています。
5価の方が優れているというわけではなく、2種類のワクチンの効果についてはさほど変わらないと言われています。
ロタテックの方が3回接種するから効果が持続するということも言われていますが、残念ながら実証はありません。
どちらにするかは悩ましいところですが、ただでさえスケジュールが立て込んでいる予防接種なので、効果がさほど変わらないならできるだけ回数が少ない方がうれしい気はしますよね。
まとめ
任意接種であるロタは、接種料金も高く悩むところですが、もし感染し重篤化してしまったらものすごく後悔してしまうことでしょう。
かわいい我が子のためには、できるだけ接種しておきたいですね。
地域によっては助成が出る自治体もあるようです。
子ども手当などでやりくりして何とか費用を捻出し、接種するようにしたいものです。