お漬物は、食卓にあるとつまみたくなるけれど、塩分が気になってしまいますよね。
たしかに塩分の摂りすぎは良くないけれど、手軽に野菜も摂れるし、健康的にお漬物を食べることが出来たらその方がいいですよね。
漬物の塩分は体に悪いのか?
塩分控えめの漬物はどれか?
減塩して漬けるコツは?
など、ヘルシーに漬物を食べるためのポイントをお伝えします。
漬物の塩分は健康にわるい?
常備菜として自家製のお漬物なんかを作っておくと確かに便利なんですが、家族の健康を預かる主婦としては、漬物の塩分はどうなのか心配になってしまいますよね。
実は、日本人は塩分を摂りすぎている傾向があるんです。
お漬物に梅干しやみそ汁、醤油、塩鮭などは定番の和食でヘルシーだと思いがちですが、塩分がそれぞれ含まれているので全部合わせるとそれなりの塩分量になります。
さらに現代は食が多様化して、ファーストフードやお菓子など加工食品も摂るようになったので、全体で見ると塩分摂りすぎの傾向になってしまうんですね。
平均的には日本人は1日10グラム程度の塩分を摂取していて、これを6グラムくらいに抑えるのが目標と言われています。
塩分の摂りすぎは確かに健康には悪影響です。塩分を摂りすぎると高血圧の原因になります。
高血圧になると、心不全などの心臓病や脳梗塞や脳卒中などの脳血管疾患を起こしやすくなります。
塩分の過剰摂取はとても怖いですので、やはり常に気を付けるべきです。
漬物の塩分がどうということよりも、1日トータルでの摂取量を意識して、減塩を心がけるのがいいのではないかと思います。
なぜかというと、漬物は健康に良い食べ物という側面もあるからです。
低カロリーで食物繊維もたっぷり摂れますし、乳酸菌も入っていますので、健康食品とも言えるのです。
何より、あと一品欲しいというときに自家製のお漬物があれば便利ですし、野菜も摂れていいですよね。
塩分の摂りすぎは確かによくないですが、塩分を控えめにする工夫をしながらお漬物を食べるといいのではないでしょうか。
漬物で塩分が少ないのは?
お漬物にもいろいろな種類がありますが、どれも同じ塩分量なのかというとそんなことはありません。
100グラムに対しての塩分量をみてみると、こんなに違いがあるんです。
- 梅干し 22グラム
- 白菜の塩漬け 2.3グラム
10倍くらい違いますよね。長期保存がきくような漬物は塩分量が多い傾向にあります。
反対に塩分が比較的少ないのは、味噌や醤油をつかっていない塩漬けなんです。浅漬けもこちらに入ります。
これはちょっと意外でした。浅漬けなど、シンプルにつける漬物は塩分が多くないということなんですね。
手間もかかりませんので、家で漬けるのに浅漬けは丁度いいですね!
漬物を塩分控えめに作るには?
では早速浅漬けを作りましょう!と言いたいところですが、浅漬けも塩分控えめに作るコツがありますよ!
家で漬けるときは減塩のためにぜひやってみてください。
ポイントは3つあります。
2.新鮮な野菜を漬ける
3.塩以外のものも使って風味付けをする
順番にお伝えしますね。
1.カリウムの多い野菜を選ぶ
カリウムという栄養素は、塩分であるナトリウムを排出する働きをしてくれます。
ですから、カリウムが多く含まれている野菜を選ぶことで、塩分を体の外に出してくれる作用が期待できるというわけなんです。
- カリウムの多い野菜
2.新鮮な野菜を漬ける
新鮮な野菜にはカリウムも多く含まれています。
また、野菜にもともと含まれているナトリウムも少なくなっています。
ですから古くなった野菜を漬物にするよりも、新鮮な野菜を漬物にしたほうが減塩につながるのです。
3.塩以外のもので風味付けをする
塩を減らすかわりに、他のもので風味付けをしてみましょう。
たとえば昆布や鰹節はいかがですか。
また、浅漬けの風味付けとして梅干しを使ってもいいでしょう。
甘酢漬けなど、お酢を使うのもいい方法です。
以上の3つが、塩分控えめに漬物を作るコツです。
自分で調節することが出来ますので、お漬物はぜひ自分で作って食卓に並べるのがおすすめです。
まとめ
漬物の塩分と、減塩で漬物を作る方法をお伝えしました。
自家製にすれば添加物もありませんし、塩分を控えめに調節することが出来てメリットもいっぱいです!
これなら、塩分を恐れずに健康的にお漬物を食べられそうだと思いませんか。
家族の健康管理もばっちりですよ。
食卓にあると嬉しいお漬物、ぜひおうちで作ってみてくださいね。