お正月や寒い時期に飲むイメージのある甘酒ですが、俳句では夏の季語で、夏バテ対策にも効果的な飲みものです。
別名「飲む点滴」と言われ、美容や健康にもいいと評判です。
甘酒は、滋養強壮だけではなく、便秘解消に優れているのです。
便秘に対して、どのような効果があるのか、どんな飲み方がいいのか掘り下げていきたいと思います。
便秘解消に甘酒を飲む?
市販されている甘酒は、大きく2種類のタイプに分けられます。
1つは、酒粕から作られているアルコールを含んでいるもの、もう1つは、米麹から作られているものです。
お正月などによく飲まれているのは、酒粕から作られているものです。
しかし、便秘に効果のあるのは米麹から作られているものです。
米麹から作られた甘酒は、砂糖を加えていないのに、自然な甘さがあります。
また、アルコール分を含まないので、子供も妊婦さんも安心して飲むことができます。
便秘解消に甘酒は効果があるの?
甘酒が便秘解消に効果がある理由には、2つあります。
米麹も酒粕も発酵食品です。
どちらも、製造過程で乳酸菌などの善玉菌が多く繁殖しているのです。
甘酒を飲むと、大腸の中の善玉菌の活動を活発にすることができるので、腸内細菌のバランスが整っていきます。
また、甘酒の発酵乳酸菌が腸に運ばれると、乳酸と酢酸が分泌されるようになります。
そうすると、大腸の運動が活性化され、自然な便意が起こりやすくなるのです。
さらに、乳酸菌が腸内の善玉菌のエサとなるので、腸内細菌を増やす効果があり、腸内環境を整えていきます。
米麹や酒粕には、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、甘酒にも水溶性食物繊維が豊富に含まれています。
水溶性食物繊維は、水分を吸収することによって便を軟らかくします。
それで、便秘解消につながっていきます。
甘酒の便秘解消のための飲み方は?
美肌効果もある甘酒ですが、カロリーや栄養素もとても多いので、飲み過ぎには注意しましょう。
便秘解消には、1日1回朝起きたときに200ml飲むようにしましょう。
甘酒自体に自然な甘さがありますが、甘味が少ないと感じる場合は、砂糖ではなくオリゴ糖を加えるようにしましょう。
甘酒には、便秘解消に対して即効性があるわけではありません。
まずは3日間飲み続けてみて下さい。
また、便秘が解消されたあとも健康のため、飲み続けることをお勧めします。
まとめ
いかかでしたか?
美容と健康に効果があるといわれている甘酒ですが、なんと便秘にも効果があったのです。
女性の悩みを解決してくれる優れた飲み物ですね。
寒い季節の飲み物かと思われている方も多いのではないかと思いますが、冷やしてもおいしくいただけるので、夏にむけてぴったりの飲み物です。
より美しく、健康のため、そして便秘解消のためにも、ぜひ甘酒を取り入れてみてはいかがでしょうか。