「アロマ」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
「アロマ」と言われると、香りを楽しむものといったイメージが定着しているのではないでしょうか。
アロマは、正式にはアロマテラピーと言います。
そして、香りを楽しむだけではなく、抽出される天然の薬効成分をを利用して、体の不調を改善する働きもあるのです。
病院へ行くほどではないけれど、なんだか体がすっきりしないときに効果があると言われています。
便秘もその一つです。
便秘に効果があるアロマオイルには、どのようなものがあるのでしょうか?
そして、どのような効果がみられるのでしょうか?
分かりやすくお伝えしたいと思います。
便秘に効くアロマオイルにはどんなものがあるの?
- ローズマリー
スッキリとした香りで、気持ちをリフレッシュする効果があります。
血液循環を促進する作用があるので、胃腸の働きを活発にする効果があります。
- オレンジ
爽やかな香りで、心を開いて、前向きな元気な気持ちにしてくれる働きがあります。
胃腸を整える効果がとても強いので、便秘・下痢・消化不良などに効果的です。
- ペパーミント
メントールの香りで有名です。
この香りによる刺激効果で、頭をスッキリさせ、リフレッシュ効果、集中力アップ効果があります。
消化不良や便秘にも有効な効果を発揮します。
- マジョラム
少しスパイシーさを感じる温かみのある香りで、副交感神経への働きかけが大きいです。
血行促進、体温調節作用があり、便秘や下痢にも効果があります。
- ローズオットー
エレガントでゴージャスな香りが特徴です。
アンチエイジング効果も高い精油です。
ホルモンバランスを調整する働きも強く、生理前の便秘に効果を発揮します。
便秘に対してアロマにはどんな効果があるの?
アロマでは、精油と呼ばれる植物の花や種、根、実などから抽出された素材を使います。
精油の成分を鼻から吸い込むと、匂いを認識する嗅覚神経から大脳の視床下部に直接信号が送られ、精油の効果を発揮します。
また、鼻から精油の成分を吸い込むと、肺まで達します。
そして、肺から血液に溶け込み、全身へと運ばれていきます。
便秘に効果のあるアロマでは、整腸作用や腸の働きを活発にします。
さらに、精油の働きで全身がリラックスでき、腸の働きを活発にする副交感神経が優位になるので、便秘解消につながるのです。
便秘解消のためのアロマの使い方は?
アロマに使う精油は、ほんの1滴に植物のエキスが大量に濃縮されているオイルです。
直接肌につけたり、飲んだりすることは危険ですので、絶対にしないで下さい。
おすすめの使い方としては、
- 精油を温めて香りを楽しみ、エキスを吸収する
- キャリアオイル(ホホバオイル、グレープシードオイル、スイートアーモンドオイルなど)で薄めて、マッサージする
- お風呂に1~2滴垂らして、よく混ぜてから入浴する
などの方法があります。
精油の中に含まれている成分は濃縮されているのものなので、妊娠中や3歳未満の子どもへの使用は避けて下さい。
まとめ
いかかでしたか?アロマは、天然の成分を使用したものなので、薬とは違って、安心して使うことができます。
しかし、使用方法にはちょっとした注意が必要です。
どこかに出かけないとできないことではなく、日常生活の中で気軽に取り入れることができるので、生活習慣の改善には大きな助けとなると思います。
初めてアロマを取り入れるときは、分からないこともあると思います。
専門店などで相談しながら、自分に合った香りの精油を使って、試してみて下さい。